宣言どおり、見て参りました。
正直、中国史は三国志以外は全く知らない私なのですが(私の歴史の知識は偏りがありすぎる)、幸いに伴野氏の「孔明死せず~」を読んだことがあったので、墨家を知っていたのですが。
そこら辺の歴史背景を知らずとも、問題なく楽しめる作品でした。元々が戦記ものだったり、昔の戦争物(剣や弓で戦うもの)は好きなジャンルなので、面白かったです。
物書きのわりに、評論とか深く読み込んだりとかは苦手なので、あまり語れませんが、戦争(いくさ)のリアルさ、というのが凄くよく出ていた、と思います。戦のリアルさ、というよりは人間の揺れ動きというか。
誰が悪い、とかどちらが正しいとか、それは誰も決められないし、それに流されてしまうのが人間だし、と思うわけです。
そこら辺をすっと、見ている人に納得させられるだけのものを、この映画は持っていました。
決してハッピーエンドではないし、人によってはすっきりしない、と思うかもしれないところは、大衆娯楽映画ではないのでしょうけど、私は満足でした。
見ごたえありました。あーっと、そしてきっと明日も遅くなるので、日付越えの後、日記は更新かと思われます。
[0回]
PR