レッドクリフ調にしても、誰も嬉しくないんだからね!(ほんとだよ)
ちみちみ、小話を作りながらももっぱらそんな日々。
おかげでネタがなくて、ここをさぼっていました。
いかんいかん。
ひとまず、14日までにエロ話を一本仕上げるぜ!
水魚お題は滑り込みで仕上げたので、あとはふた茶のみ。
終われば、HARUコミ原稿にとりかかりまする。
なにせ、2月は28日しかないからのぉ。
本来、あるべきはずの3日間が惜しい!!
あ、それとサイトのほうでは、委託本の紹介載せました。
委託なので、いつもと掲載方法変えています。
さぁて、いばら道なのはいつものことですが、果たして今回はどれほどの需要があるのやら。
じゃあ、キヨロチ推進として、一本小ネタを投下しておくか!
「清盛」
「なにようでしょうかな、遠呂智様」
「貴様の好きな場所はどこだ」
「好きな、ですか?」
ある日のことだった。いつものように唐突な遠呂智の口上に、清盛はしばし考えたのち、答えた。
「厳島です」
「なるほど」
「……?」
それきり、遠呂智は何かを思案し始めたのか黙り込んだ。唐突な質問は大抵、こうして唐突に終わる。慣れている清盛は一礼して、遠呂智の前から下がった。
「清盛」
それから数刻後、再び遠呂智に呼ばれた清盛はここへ行ってこい、と思念から場所を示されて、転位の術を唱えることになる。
…………
「遠呂智さまー!」
寸刻、再び転位の術で戻ってきた清盛は、感激のあまり、玉座に座っている遠呂智に抱きついていた。怪力を誇る清盛に力の限り抱き締められた遠呂智は、内心「げぇっ」と苦しかったのだが、表面は普段と変わらず無表情であった。
「清盛めのために、厳島を?」
「……」
「ありがとうございます!!」
遠呂智に言われて跳んだ先に広がっていたのは、清盛が生前に建てた美しい社もそのままの、厳島神社が荘厳に存在していたのだ。
(我も再び復活したことだし、新しいステージを追加したいが、ネタがなかったので訊いただけだったのだが……まあよいか)
何やら男泣きに暮れている清盛をぼおっと眺めながら、遠呂智は早く離してくれないか、と思っていた。
おわり
どこがキヨロチ(笑)。
本編はこんな調子ではないのですが(たぶん)、まあちょっと清盛は勘違いしていればいいんじゃないでしょうか。
厳島が追加ステージだった裏話だと面白い。
時間軸は気にしない、それが無双クオリティ☆
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