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いつでも腐女子日和

腐女子な管理人が送る、腐女子発言多々の日々のつれづれ。

すでに蜀軍ではフェーズ6

新型ウイスル的盧号、凄まじい勢いで感染していて、
萌え転がっている女がここにもひとり。
本物のほうは、いまのところかかる気配もないですが、
こちらはどうやらばっちりうつったようです、すげぇ~。

この間の交地で買わせてもらった本に、
丁度赤兎(もち、擬人化)×呂布本があって、宝1冊げっとぉ~、と
滾っていたのですが、気が付けば的盧だとぉ~~。
目の付け所が違う、そして美味しい。
赤兎は野生児、という具合で放蕩な男で描かれていまして、
的盧は影を漂わせる、忠義の塊のような男で描かれておりますが。
じゃあ、やはり三国志の馬といえば、絶影だろう、ということで、
ソソ好きとしては考えてみたくなるわけです。

※ あくまでムソから受ける彼(馬)の個人的イメージ ※
黒毛=高級感漂う、黒を愛用するセレブな男(ソソさまの馬だし)。
普段着はスーツ or 黒い戦袍
背に乗せた主を決して落とさず、矢に射られても駆け抜けた、という話
=プライドちょー高い。
ソソ様は彼の面倒をちゃんと自分で小まめに見ているから、
彼はソソ様が大好きなのである。
しかしソソ様の小ささがいつも心配。
背に乗せるたびに、また軽くなった、とか、
今日は体調が良さそうだ、とか一喜一憂。
でもプライド高いからそんなところは決して見せなくて、
いつも淡々と仕事をこなす、職人気質の孤高な一面。
一見すると、ソソ様にすら懐いてないのでは、というほど、
甘える仕草も見せないのである。
そしてソソ様、どんなに忙しくても決して世話を人に任せないから、
時々、絶影の世話をしながら疲れてしまって近くで眠りこけたりして、
「こんなところで寝てしまうぐらいなら、違う人間に任せればよいのだ」
とか思うけど、やっぱりソソ様に毛づくろってもらうの大好きだし、
嬉しいから、複雑な心境でいつも寝ているソソ様を見ている。
で、寝ているときに鼻面押し付けたり、ちょっと甘える。
でも、ソソ様が起きると慌ててそっぽを向く。
そういう彼を知ってから知らずか、ソソ様は目をこすりながら、
「すまんすまん、寝てしまったな。お前の傍は良い匂いがするから、つい」
と笑いながらまた手入れを始める。


……ということを前提に、何か書いてみた(笑)。


 小さな手が、せっせと細やかに動き、私の髪を梳いてくれる。上機嫌なのはすぐに分かる。厩に入ってきたときから、主公は鼻歌を歌っていた。鼻歌とはいえ、多才な主公のこと。つい両耳はひくひくと動き、耳に心地良いその音(ね)を拾い上げていた。

「絶影、今日は久しぶりに遠乗りへ行こう。その前にしっかりお前を綺麗にしてやるからの」

 遠乗り。
 幾日、いや幾月ぶりに聞いた言葉だろうか。私は全身を巡っている血が一斉に音を立てたのを確かに聞いた。カツカツ、と前脚を踏み鳴らし、逸る心を表したかったが、そのような下品な真似はしない。
 端然としたまま主公を見つめた。

「遠乗りですか。お付き合いいたしましょう」
「頼んだぞ」

 くすり、となぜか主公は笑みをひとつこぼしてから、身体の大きさに相応しい、小さめの手で私の髪を一撫でした。優しい手であり、掌の面積に相応しくないほどの熱さを覚える、いつもの主公の手に、鼻が浮く。ぐいっと、小作りの額へ鼻先を押し付けたくなった。

「のお、絶影。どこへ行きたい」
「主公の望まれるところへ。私は主公をお運びするのが任務ゆえ」
「お前はいつもそうじゃの」

 丁寧に丁寧に、身体の隅から隅まで拭き、髪の一筋一筋まで梳き、主公は私を磨き上げてくれる。そうしながら、いつも同じことを尋ねてくるので、私はいつもと同じように返す。
 先ほどまで主公は難しい案件を片付けていたらしく、私の身体を拭きながら、内容を説明してくれる。生憎と私には関係のない話で、その話の意味をほとんど理解できなかったが、主公は私に話しかけることによって、複雑に絡み合った糸をほどけたことを確認しているようだった。
 私は黙って主公の手に身を預けながら、時折耳をヒクヒクと動かした。
 主公はこれからそのほどけた糸を複雑な模様へと編みこんでいかなくてはならない。その前の息抜きなのだ。首を巡らせて主公の顔を覗き込めば、目の下は濃い隈が浮かんでいる。
 まばたく。ん? と主公が見やった。もう一度、ゆっくりとまばたく。鼻が浮いた。

「早く行こうかの。実は惇や荀彧には内緒なんじゃ」

 さすがに許チョは誤魔化しきれんから、一緒だが、と小さく、しかし楽しげに主公は笑い声を立てた。

「私は主公を運ぶのが仕事。主公の望むままに」

 貴方の細い肩に圧し掛かる重い重い、目に見えないそれとともに、私はどこまでも貴方を運びましょう。
 私は決して貴方を背中から落としはしません。
 貴方もきっと、肩のそれを決して下ろしたりしないのでしょう。
 ただ一時、この私と駆けるこの一時、私が生み出す速さに、肩のそれがどこかへ飛ばされればいいのに、と。
 そう思うことは、私の職務から外れることでしょうか。
 私の身体を拭いた道具を運ぶために背を向けた主公の、小柄な背へ、触れるか触れないかで鼻先を差し出した。ふ、と主公が振り返る。

「ありがとう、絶影」

 か、と顔が熱くなる。誤魔化すために、ぶるぶるっと首を左右に激しく振った……。






 という、まあそんな妄想話。ツンデレかよ!

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