腐女子な管理人が送る、腐女子発言多々の日々のつれづれ。
俺の大好きな人は、自分の信じた道を迷わず進む人だよ。
時々、俺なんか置いてかれちゃうんじゃないかって、心配になるんだけど、あの人はちゃんと時々振り返って、俺の姿を探してくれる。
ついて来ているか。
手は差し伸べられないけども、ちゃんと目はそう言っている。
不器用なことは知っているから、俺がきちんとあの人の想いを汲めれば、きっと大丈夫なんだ。
いつまでも、一緒だよ、と俺は駆け寄って笑いかければいいんだ。
そうすれば、ああ、とあの人は俺の大好きな笑顔で答えてくれる。
離れないよぉ。
俺はあんまり強くないけどさ、自分の身は自分で守れるぐらいは強いし、俺が率いた軍のみんなをあまり失わないようにすることは何とかこなせる。
だから、迷わず進んでいいんだよ。
俺は、真っ直ぐ駆けていくその背中を見つめていることが生きがいなのよ。
武将として華々しく活躍して、大成果を上げることが大事だっていう奴もいるけどさ、でもそれって、ちゃんと裏で誰かがその人のことを支えているからでしょうって思ってる。俺は、そういう人でいいんだ。
でもそれには、支えたいって思う人がいることが前提で、俺はそういう点ではとっても幸せ者だよねえ。
だって、心から傍に居たい、離れたくない、支えたいって思う人に会えているんだもの。
俺は、幸せだよ?
俺が悲しくなるのは、あの人が悲しい顔をしたとき。
俺が泣きたくなるのは、あの人が泣きそうな顔をしたとき。
でもそれを笑顔に変えるのも、俺の役目。
とても大切な役目だ。
「馬岱――」
あの人の口から俺の名が呼ばれるだけで、
「はいはーい、お呼びですかぁ」
なんてふざけて駆けていくけどさ、嬉しいんだよぉ。
呼ばれるってことは、必要とされているってことじゃない?
遠駆けだって、鍛錬だって、口では色々言うけどさ、お呼びがかかっただけで本望よ。
お気に入りの帽子を掴んで、あの人のところへ一直線だね。
知っているのかなあ。
きっと知らないんだろうなあ。
俺の笑顔を好きだって言ってくれた。だから俺は笑っていられるんだってことは、あの人はきっと知らないんだよぉ。
陽気に振舞っているのだって、あの人が笑ってくれるからであって、本当の俺はもっと弱くて暗いんだ。
俺はあの人が笑うから笑顔で居られるし、明るく居られる。
決して一人では咲くことができない、花みたいなものだけど、あの人が照らしてくれるなら、俺は精一杯、背伸びをして花びらを開いて、あの人を喜ばせたいよ。
なぁんてことを、あの人へ大真面目な顔で言ってあげたらどんな顔をするんだろうねえ。
驚くのかな.
照れるのかな。
それとも、何を言い出すんだ、と怒っちゃうかもしれないよぉ。
また俺特有の冗談だ、と思われちゃったりしてね。
あはは、それも仕方がないか。
でも、俺のそんな言葉で表情を変えてくれる。
そんなことを想像するだけでも楽しいなんて、俺っておかしいかなあ。
きっとちょっとおかしいよね。
だけど俺は、本当に幸せだよ。
だって、
君が好き
なんだからさあ――