正直、あっという間だった、としか言いようがない、
あれからの一年でした。
あの地震を、昨日のことのように思い出せるのは、
やはりいまだに余震が続いているせいもあるのでしょうが。
幸い、私の住んでいる地域は北関東の中でも、
さらに被害の少ない地域なものですから、
地震の傷痕などほとんど残ってはいません。
それでも、やはりあの日を思い出さない日はありませんでしたし、
遠出をするときは、ここで起きたらどうしよう、などと
考えるようになりました。
余震があると、あのときみたいにどんどん大きくなるのかな、
と不安になったり。
風が強い地域なものですから、風で家がみしみし言うと、
地震か、と身構えるようにもなりました。
人は忘れないと生きていけない、とは言いますが、
しばらくはこうして、振り返る、というにはあまりにも
深くて大きい記憶をなぞっているのだろうな、と思います。
ましてやいまだに復興の兆しが中々見え辛い地域にお住まいの方など、
どういう思いで過ごされているのか。
とても想像がつきません。
それでも、私なりの形、力で、復興の助力を、と考える気持ちは
あれからずっと持っています。
3月11日
人間が忘れる生き物だとしても、
やはりこの日付の意味するところは、決して忘れてはいけないと思います。
地震が発生した時間は、仕事をしているはずですが、
出来うる限り、黙祷を捧げたいと思っています。
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